蝉神
皆さんは妖怪だとか使い魔だとかで聞く犬神の作り方を知っていますか?
あれ、犬の首から下を地面に埋めて、届くか届かないかギリギリの所にエサを置いて、餓死寸前になったところの首をはねるんです。そしてその首を更に人通りの多い道に埋めて、頭上を踏みつけていく人間達への恨みつらみを募らせて、そうやってなんか負の感情の塊みたいになったモノを陰陽師的な人達は捕まえて使役してたんですね。
まあ読みかじり聞きかじった話なんで間違ってるところあるかもしれないですけどね。
本題に入りますと、蝉って地中で何年、種類によっちゃ十何年も過ごすわけじゃないですか。で、ここ何十年かで相当な数の空き地とか雑木林が道路だったり駐車場になったり建物が建ったりしましたよね。
そこで考えたのです。蝉だって生き物ですから、何年も過ごしてる間にきっと地上に出る事をずっと夢見てると思うんですよ。地上で、空で自由に飛び回ることを。いくら虫だとしてもね。
それをね?自分が埋まってる所の真上にアスファルト固められたり建物建ったらもう地中でお亡くなりになるしかないじゃないですか。そうやって死んでいった蝉相当数居るんじゃないかと思ってます。そしてその亡骸の上で人間達が普通に活動するわけですよ。これってちょっと犬神の作り方に似てませんかね?
そういうわけで、犬神ならぬ蝉神、めちゃくちゃ沢山いるんじゃないかなぁなんて考えてます。
……良いんでしょうか、ブログの最初の記事がこんな内容で。